いつも利用している家電量販店からキッズコーナーが撤去されていました。
ぼくは怒っています。
子どもにはキッズコーナーがすべて
先日、嫁のヘアドライヤーが調子悪かったんですね。
ブオー! …ゥォゥ…ブオー!…ゥォゥ…みたいなまるで息切れしてるかのようです(笑)。もう大分古いし新調しようかという話になってその家電量販店を訪れたんです。
店に入ると嫁はドライヤーのコーナーへ、レミ坊はキッズコーナーへと各々の目的に向かっていきます。子守役のぼくはレミ坊のあとをついていきます。
2歳児のレミ坊にとって家電量販店は家電が売っている場所ではなく、キッズコーナーという遊び場なんです。お店にいくことがわかると入店前から気分はウキウキです。
「おもちゃであそぶぅ?」
「パパさ、飛行機作ってね!」
とても楽しみにしてるのがわかります。
キッズコーナーの大切さ
そこのキッズコーナーはウレタン素材のフロアマットで仕切られていて、小さな滑り台が一基、ボックスに入ったぬいぐるみ達とニューブロック(プラスチック製の組立ブロック)が置かれています。
どれも結構ボロボロでしたがレミ坊にはそんなの関係ないようで、いつだって嬉々として遊んでくれます。なんどもなんども滑り台を滑り降りますし、ぬいぐるみだって滑らせます。
親が買い物をしている間、子どもはつまんないんです。親だって悪いなー早く買い物終わらせたいなーと思ってます。
そんなときにキッズコーナーってすごく助かるんですよ。子どもは親の買い物を待たなくていいし、親だって子どもを気にせずじっくり買い物ができますから。
子どものショックは大きい
その日も嫁の買い物が終わるまでキッズコーナーを利用させてもらおうと思ってたんです。そしたらなんとキッズコーナーが撤去されてました。
小走りで向かっていたため先に到着したレミ坊がポカ-ンと放心して立ち尽くしていました。「どうした?」と声をかけるのと同時にキッズコーナーが撤去されてるのに気付くぼく。
…やってくれたな
キッズコーナーがあった場所にはフットマッサージ器と空気清浄機と電動歯ブラシの棚が設置してありました。レミ坊が信じられない、といった表情でこちらを振り向き「パパ、おもちゃないよ…」とつぶやきました。これはツライ
「おかしいね。場所が変わったのかな? 探してみよっか」とその場から動こうとしないレミ坊を抱きかかえて店内を見て回りましたが、やはりキッズコーナーはどこにもありませんでした。
ゆっくり店内を回ってる間に嫁の買い物が終わったので「また探そうね~」と足早に店を去りましたが、そのあともずーっと「なんでないの?」って質問攻めです。
キッズコーナーを撤去するという店側の判断に憤りを感じました。
キッズコーナーは客寄せの道具じゃない
キッズコーナーの撤去は子を持つ親への裏切り行為です。
「売り場が確保できない」とか「採算が取れない」とか「利用率が低い」といった十分予測できた理由で撤去するぐらいなら最初から設置するなと言いたい。
止むを得ない事情があって撤去するとしても、掲示コーナー等で事前の案内とかあってもよかったんじゃないのか。そんなことすら出来ないのなら、その店にとってキッズコーナーはサービスではなく単なる客寄せの道具だったってことです。
大人は別にいいです。それがビジネスなんだと割り切れるから。でも子どもはそうはいきません。
まだ思考が未熟だから大人のように「そういうものだ」と割り切って考えることが難しい。だから悲しい思いをするのは可能な限り避けたいんです。
「どこもやってるからウチも」みたいな感覚でキッズコーナーを設置しないでほしい。ショールーミングの問題が深刻化した今の時代にお客様一人一人と向き合おうとしないのはダメでしょ。
家電量販店から顧客満足をなくしたら何が残るのか
ぼくらみたいな子連れユーザーを切り捨てるならそれでもいいです。もう店舗には行かないし、子どもが寝静まった深夜にネット通販で購入するだけ。
期待を裏切られて離れたユーザーは簡単に戻ってきませんよ。