「おもちゃを欲しがるわりにすぐ飽きる」
おもちゃで遊んでる子ども達の傍らで、親同士が愚痴るありがちなフレーズです。デパートのおもちゃコーナーに近寄ったら最後、子どもが愚図りだして収拾がつなかい事態に…なんて、憂鬱になるパパママは多いのではないでしょうか。
でもそれって、親の『おもちゃ』の捉え方を変えれば、改善することもあるんですよ。逆に言えば、まずい『おもちゃ』の捉え方しているがために、そのツケが回ってきていると考えるべきです。
今回は、すぐ飽きる子どもにしないための『おもちゃ』の捉え方についてです。
すぐ飽きる子ども、飽きない子ども
我が家には『トミカハイパーシリーズ』のグレードアンビュランスがあります。去年の秋頃に発売されて、たまたま寄ったトイザらスの店内にあるプレイコーナーに展示してあったんです。
レミ坊はご多分に漏れず救急車が大好きだったので飛びつきましたね。発見してからの初動が普段より速かった。いつもそのくらいキビキビして行動してくれるとパパは嬉しいんだけど。
同じおもちゃを購入したママさんの会話
グレートアンビュランスは合体・変形ができる救急車のおもちゃで、レミ坊ではまだ上手く扱えません。なのでぼくが補助しながら、しばらく一緒に遊んでいました。
すると、その場を通りがかったママさん達の会話が耳に入ってきました。
「へーコレ面白そうだね。ウチの子好きそう。」
「ウチこれ持ってる。でも買って2週間でおもちゃ箱の肥やしだよ。それに4000円はちょっと高かったわ…」
「あーそうなんだー」
…こっちが楽しく遊んでる横でその会話はどうなのよ? と思ったりもしましたが、まあ知らないママさんの貴重なご意見ということでスルー。レミ坊があまりにも夢中で遊ぶものだから、少し思うところもあったので購入することにしました。
レミ坊は半年経った今現在でも飽きることなくグレートアンビュランスで遊んでくれています。「グレートアンビュランス」を連呼しすぎて発音が三歳児ではなくなりました。
「グレートアンビュランス!」
↓
「グレェトエンビュレンス!」
↓
「GREAT AMBULANCE!」
あの時のママさんの子どもとレミ坊の何が違ったのか。
おもちゃで遊ぶ子どもを放置していませんか?
子どもがおもちゃを欲しがる割にすぐ飽きるご家庭は、おもちゃで遊ばせてる間に自分の用事を済ませたりしていませんか?
子どもが一人でおもちゃ遊びしている時間が多くなると、おもちゃに対して『新鮮さ』以外を求めなくなってしまいます。大人と違って想像力が未熟だから遊び方を広げられません。おもちゃの可能性を教える相手がいないのだから飽きが早いのは当然のことです。
わかり易い例だと、縄跳び。
縄跳びで一重跳びを延々と続けたら、そりゃあすぐに飽きるでしょうが、二重、三重、かけあし、交差などの跳び方や友達と競ったり、一緒に跳んだり。はたまた結んで電車ごっこをしたりと、ただの縄でも使い方次第で色々と遊べます。
遊び方を知らなければ一重跳びで終わります。すぐに飽きて次の新しいおもちゃを求めるのは、唯一の興味である『新鮮さ』が失われるからです。
おもちゃは親と一緒に遊ぶツール
すぐ飽きる原因がわかったところで解決策を提示します。いたってシンプルな方法ですよ。
それは一緒におもちゃで遊んであげることです。
子どもの想像力をかきたてるのは親とのコミュニケーションに他ありません。親が色々な遊び方を提案することでおもちゃの可能性が広がっていきます。子どもからするとその可能性は無限大に感じるでしょう。
親がおもちゃ遊びに積極的に関わっていると、とても素晴らしいことが起きます。それは子どもの『おもちゃ』の捉え方の変化です。子どものおもちゃに対する認識が『ただの遊び道具』から『親と一緒に遊ぶツール』になります。
この段階になった子どもは、おもちゃに飽きるという概念がほとんどなくなります。だって親と一緒に遊べればそれでいいんですから。
想像力をかきたてるおもちゃ
余談ですが、ここでぼくが『トミカハイパーシリーズ』を選んだ理由を説明します。
実は「親が子どもの想像力をかきたてる」といっても正直自信がありませんでした。ぼくの『おもちゃを使ったゴッコ遊び』の提案を、子どもが難なく受け入れてくれるか不安だったからです。
その点で『トミカハイパーシリーズ』は優秀でした。店頭やネット上でメーカー制作のアニメーションが公開されているんですよね。
このアニメーションのおかげでゴッコ遊びのイメージを掴んでもらいました。レミ坊も主人公になりきって楽しんでくれています。ぼくとしてもゴッコ遊びのストーリーや設定を考えないでいいから楽(笑)
サウンド機能も地味に嬉しい。臨場感がでます♪
『トミカハイパーシリーズ』はオススメです。ただし、他のおもちゃのを間違って視聴しちゃうとシリーズを揃えたい衝動に駆られるので注意が必要です。今年のクリスマスプレゼントはハイパーレスキュー0かホワイトホープが濃厚だぜ...
飽きない精神を育てるためには、パパの協力が必須
おもちゃで一緒に遊ぶといっても現実的には難易度が高く、子どもに掛かりきりだと家事が回せません。夫婦二人で作業分担しないとまず不可能。
パパはビール飲んでふんぞり返ってる暇なんてないです。すぐ飽きる子どもにしない為にも、想像力豊かに成長してもらうためにも、子どもと一緒におもちゃで遊びましょう!
「パパ!グレードアンビュランスで遊ぼっ」
おもちゃ抱えて寄ってくる我が子はめちゃくちゃ可愛いですよ。ぜひ体験してほしいです。