メシマズ嫁をメシウマ嫁に変える方法

嫁の作るメシがマズイ ――。

不幸にも料理が不自由な嫁と結婚してしまった既婚男性の悲劇である。それは同時に自分が料理するという選択から目を背ける既婚男性の喜劇でもある。

やれやれ@嫁にモテたい

マズイマズイと不満を言ったって何も変わりません。どうすれば嫁の作るメシが美味しくなるのかを考えましょう。

今回はぼくが実践している嫁の作るメシが美味しくなる方法について。

所詮は好みの問題です

嫁の作るメシがマズイ、というと嫁さんにどんなイメージを抱きますか?

小学生の図工のように野菜を切ったり、塩と砂糖を間違えたりのドタバタクッキング? それとも怪しげな食材をグツグツ煮込んだ紫色のスープを作る魔術風クッキング?

それらは間違ったイメージです。

いままで料理の経験がない嫁さんなら最初はそうなってしまうかもしれません。でもそこは自立した大人の女性です。回数をこなせば自然と上達するでしょう。

まるで成長しないのは漫画の世界だけです。

転んで寝る@嫁にモテたい

料理は上達するものと考えた場合、メシマズがなくならないのは何故なのか?

まー結局は好みの問題ですよ

薄味の家庭で育ってきた人と、その真逆で濃い味の家庭で育ってきた人とでは味覚がまったく違います。

ぼくも昔は嫁の料理を食べて(…味がしない!?)と思ったもんです。その後、嫁の実家でご飯をいただいて納得しました。お義母さんの料理は超絶薄味。塩を入れ忘れたのかと疑いたくなるレベル。

嫁の作る飯がマズイのではなく自分の口に合わないだけです。それなのにマズイ、マズイと周りに吹聴するのはひどい話ですよね。

う?ん@嫁にモテたい

「美味しいよ」は食卓のコミュニケーション

好みの問題だとしたら、自分の料理を美味しいと思っている人が改善なんてするわけありませんよね。ではどうすれば嫁の作るメシが美味しくなるのか?

答えはとてもシンプルです。

料理が美味しかったら「美味しいよ」って伝えるんです。

え? それだけかよ!?って思いました?

いえいえ、これが意外と難しいんですよ。やってみると分かりますが継続するのが難しい。一週間程度なら余裕でしょうが、一か月も経つとやらなくなります。

でも続けないと意味がないんです。「美味しいよ」と伝える目的は、自分の味覚を嫁に知ってもらうためのコミュニケーションなので。

嫁さんは食卓でのコミュニケーションを通して旦那の味覚を知るんです。他人の舌のことなんてわからないですからね。だから相手に教えてもらうしかないんです。

たとえば、嫁さんが「私的には薄味だったのに旦那はこれが美味しいのか」といった自分の味覚とのギャップを知ることで旦那好みの味付けに調整する可能性が見えてくるわけですね。

これは日々の積み重ねで形成されていくものなので、すぐ効果を求めるタイプの旦那さんには忍耐が必要です(笑)

コミュニケーションで自然と好みが寄ってくる

嫁さんだって「美味しいよ」と言われたら悪い気はしません。

作ったものが評価されたら嬉しいですからね。というか「黙って食ってないで何かコメントしろ!」と思ってるかもしれません(笑)

まあ、料理を作ってもらって感謝してるなら「美味しいよ」と伝えることは当たり前のことですよね。

これを繰り返していると旦那好みの料理が大きな存在となってくるため、嫁さんの数あるレパートリーの中でも旦那が好む料理や味付けを選んでくれる確率が高くなります。

「今晩は何にしようかなー…そうだ! 前に美味しいって言ってくれたアレにしよう。うんうん」

嬉しい@嫁にモテたい

メシマズの対応を見直そう

逆に料理がマズイと感じてもそれを指摘してはいけません。

「マズイならそれを伝えて改善してもらうべき」と考える人もいるかもしれませんが、ぼくの考えは違います。

前述の通り「美味しい/美味しくない(マズイ)」は好みの問題です。ここで「マズイ」と指摘することは自分の好みを押し付けてることと同じです。

嫁さんが望まない限り、口出すことではないのです。

もっと言うとたまたま嫁さんの方が料理が得意だからお願いしているだけであって、嫁さんが料理をやらなければならない理由はありません。嫁さんの料理にアレコレ言うくらいなら自分で作りましょう。

料理は君の役割だから~、なんてのが通じるのは家政婦さんだけですってば。

ぼくは料理が苦手です。毎日の献立を栄養バランスや買い物、家族の好みまで考えを巡らせてるなんて目まいがしそう。

そんな使えないぼくの変わりに料理を引き受けてくれた嫁には感謝しかありません。もちろんできる範囲で協力しています。

今日も元気に美味しいご飯をいただきます!

-夫婦のこと