「なんでこの人はこんな考え方しかできないんだろう・・・」
夫婦生活を送る中でときどき嫁さんとの価値観の違いに居心地の悪さを感じることがあります。一度気になってしまったらその後同じようなことが起きたときに強いストレスを感じてしまいケンカに発展してしまうことも。
こんなことを繰り返していたら嫁さんに嫌われてしまいます。嫁さんとの価値観の違いに頭を悩ませている旦那さんは多いし、そもそもイライラの原因が価値観の違いにあることを気付かない人もいます。
自分と価値観がまったく同じ人はいない
同僚に嫁さんとの価値観の違いを嘆いて「男友達は気の合うやつらばかりで気楽に付き合える。あいつらと自分は価値観が同じだからさー」なんて話している旦那さんがいるんですが
本当にそう思います?
どんなに仲が良くたって所詮は友達。居心地の悪さを感じたら「また明日なー」と言って簡単に距離をおける存在ですよね。価値観が同じなんじゃなくて、価値観の違いに目を向けてないだけです。居心地が良くて当然。
ぼくが嫁以外の人と価値観の違いによって居心地が悪くなってしまうシーンを振り返ってみると、会社や学校、家族、親戚、地区の会合などが挙げられます。
それらの共通点として自分の意思で距離をおきにくいコミュニティばかりだと気付きました。なるほど。もしそのコミュニティの中に友達が入ってきたとしたらいつかは居心地の悪さを感じるんだろうな。
嫁の価値観を否定してはいけない
嫁さんの価値観は嫁さんがこれまでの人生を歩んできた中で形成されてきたものです。その価値観を否定することは嫁さんの人生を否定することと同義です。完全にモラハラですよ。
価値観に正解も不正解もない
そもそも価値観に正解も不正解もありません。価値観は親や書物、属しているコミュニティ、個人の体験などの影響を受けて多様に変遷します。無数の価値観が共存している社会で自分の価値観が100%正しいだなんて証明できるはずがないんです。
「その考え方は間違っている!」と断じることは自分に都合の良い価値観を押し付けたい人がやることです。
嫁も対等な立場にいる
旦那さん視点で話を進めていますが価値観においては嫁さんも対等です。価値観が違うことを責めるのなら嫁さんに同じように責められても文句はいえないことを忘れないでほしい。
なんとも不毛なやりとりですよね。
「へーそうなんだ」ぐらいが丁度良い
価値観がまったく同じ人なんていないんだから、それに目くじら立ててもしょうがありません。むしろ自分にはない価値観に興味をもって接するぐらいのほうが健全です。
「へーそうなんだ、そういう考えもあるんだね」
そのくらいの心構えでいることをオススメします。
価値観の違いが気になる原因は他にある
夫婦は他の人より価値観の傾向が似通っています。だからこそ結婚するんであって価値観合わないわーって人とはわざわざ結婚しません。そこまでチャレンジャーな人も滅多にいないでしょう(笑)
価値観の違いが気になりだすのは別のところに原因があったりしませんか?
仕事が上手くいかなかったりしてイライラした精神状態でいると何かに当たりたくなるもの。そんなとき身近で攻撃しやすい対象が嫁の価値観だったりするわけです。弱い人間のやること。
価値観が違うのは当たり前。
一旦深呼吸して冷静に自己分析しましょう。今まで平気だった嫁さんの価値観が急に居心地の悪いものに感じてしまうのは別のところに原因があります。そのことに気付きさえすれば対処できるはずですよ。
価値観含めて好きになった嫁なんですから