先日、誕生日に嫁を号泣させました。
普段は滅多に泣かない嫁なんです。幸せな環境で育ってきたのか涙腺の崩壊ラインがべらぼうに高い!
これまでも色んなサプライズに手を尽くしてきましたが、
と余裕の笑み。相当に手強い...
けれども、今回は泣かせてやりましたよ。もちろん嬉し涙です。
嫁が泣いた理由は、今年の誕生日プレゼントが嫁の心を打ったからでしょう。ぼくからの贈り物の中ではここ数年で一番のヒットかもしれない。
もし、2歳くらいの子ども、もっと厳密に言えば二、三言の言葉が話せる程度の子どもがいるなら是非チャレンジしてみてください。
プレゼントしたのは「動画」です
何をプレゼントしたかといえば、動画です。
この動画にはお金を一切掛けていません。フリーソフトの『Windows Live ムービーメーカー』とスマホだけで作れます。ムービーメーカー便利すぎ。
お金は掛けない分、アイディアで勝負しました。嫁の感情を揺さぶる要素はいくつも詰め込んであります。
サプライズを畳みかけて感情を揺さぶれ!
うちの嫁相手に単発のサプライズでは弱い、と考えたぼくはサプライズを畳みかけて嫁の感情を揺さぶる作戦をとりました。
手順は次の通り
- 普通のプレゼントを渡して油断させる
- 動画のサプライズ
- 普通のスライドムービーと思わせて油断させる
- 旦那と子どもからメッセージ(動画)
- 終わりと見せかけて油断させる
- 子どもからボイスメッセージ(動画)
動画を見せる前からサプライズは始まっています。
実は今回、動画とは別の誕生日プレゼントを渡し終えています。変な話ですよね。
ぼくは自身のプレゼントセンスの無さを自覚しています。過去に何度もサプライズで失敗してきましたから…。そのため嫁のプレゼントは『お金』と『愛情』を分けるスタイルをとっています。
簡単に説明すると、『お金』パートでは嫁が欲しいものを本人に確認してプレゼント。『愛情』パートではお金を極力使わずに時間や労力を掛けてプレゼント。というものです。
そうすることで、高価なものを買って失敗するリスクを回避することができるし、『愛情』パートを秘密にしておくことで、ぼくのサプライズやりたい欲も満たせます(笑)
あとは動画がすべてやってくれました。もうすぐ嫁が泣きます。
嫁が号泣した動画の中身
嫁が号泣した動画は大きく導入部、スライドショー、パパと息子のメッセージ、ボイスメッセージの4部構成になっています。それぞれに役目があるので解説していきます。
①導入部
動画プレゼントが既にサプライズなので、嫁のテンションがあがっていることが想定されます。動画を楽しんで欲しいのに集中できないのはマズイ。
気分を落ち着かせるために導入部を設けます。ゆったりしたBGMで簡単なお祝いメッセージと動画の説明をテキストで流します。
②スライドショー(写真)
1年間で撮り貯めた家族写真(嫁は息子LOVEなので息子との2ショットが多め)をBGMと一緒に流します。我が家も例外なくスマホで写真を撮りまくる家庭なので素材には事欠きません。
当時の思い出を夫婦で語り合いながら楽しめたら素敵ですね。
スライドショーは全体で5-7分くらいがちょうど良いです。長くても10分くらいに留めましょう。あんまり長いとみる人の集中力が続きません。
③パパと息子のメッセージ
スライドショーが終わったら次のサプライズです。思い出に浸って惚けてる嫁に第二の矢!
動画で感謝の気持ちと明るい未来を語るメッセージを伝えます。
息子の分はパパがなり切って代筆しました。他人がみれば薄ら寒い行為かもしれませんが、サプライズ続きで嫁の思考回路はイカれてるので問題ありませんでした。
普段から面と向かって感謝を伝えたり、夢を語れない人こそ絶好のチャンスです。嫁にラブレターを送りましょう。
嫁に感謝の手紙を贈ろう。想いを伝える文章の書き方【例文付き】
そして「ここで動画終わりかな」と思わせるのがポイントです。
④ボイスメッセージ
「ママ、だっこ」
「パパ、ごはん、食べる?」
2歳児だとまだ二言、三言しか話せません。それを逆手にとってサプライズを演出します。これが第三の矢!
息子に単語を復唱させてワードをスマホのボイスメモで録音します。
「ママ!」
「お誕生日!」
機嫌を損ねないように言葉遊びしながら声を拾います。ワードを集めるのに一週間かかりました(笑)
「ママ」
「お誕生日」
「おめでとー」
「いつもありがとう」
「大好き」
あとは音声データをWindows Live ムービーメーカーで取り込んで、あたかも話しているようにつなげるだけ。
「ママ、お誕生日おめでとー。いつもありがとう 大好き!」
要らない箇所のトリミングと再生タイミングを調整すれば、本当に話しているかのように聞こえます。
これで動画は完成。プライベート動画なのでお見せできないのが残念です。
いよいよ本番
お風呂も入り、晩御飯も食べて、あとは寝るだけといったところで嫁をリビングに呼んでテレビの前に座らせます。
ぼくの場合はDVDに焼いてテレビで鑑賞してもらいましたが、DVDを焼くのが面倒な人はパソコンで鑑賞しても問題ないと思います。
動画は順調に進み「こんなこともあったね~」と話しながらイイ感じに終盤に入りました。
パパと息子のメッセージを読んだ嫁が神妙な顔つきになり、ボイスメッセージでついに号泣しました。
息子が三言以上話した驚きとその息子からの感謝のメッセージをもらったことで感極まったようです。
涙を拭いながら「来年も動画が良い」と言ってくれました。やってよかったなー。息子よ協力ありがとう!
お金を掛けず簡単なので、皆さんもやってみてくださいね♪