マイホームづくりをどこの工務店に依頼しようか。
迷いますよね。
工務店のパンフレットってどこも似たような感じなんですよ。アピールしてることも大体一緒。「木のぬくもり~」「モダンな空間~」「職人の技が~」などなど。
今回は、工務店選びの方法と後々工務店との交渉が有利になる裏ワザを紹介します。
完成見学会に足を運ぼう
どこの工務店に依頼するかって意外と難しいです。
親戚の工務店に頼んでしまったために遠慮して要望が出せずに中途半端なマイホームになった知人を知っています。
ちなみにマイホームを建てた人の工務店に対する評価はほとんど参考になりません。なぜなら、すべての評価に金額というバイアスがかかっているはずなのに、建築費用まで教 えてくれる人がいないからです。
工務店を選定するにあたってオススメしたいのが完成見学会に足を運ぶことです。
新聞の折り込みチラシから完成見学会の開催情報を入手できます。新聞を取ってない人は工務店のWEBサイトをチェックしてください。
但し、言うほど簡単な作業ではありません。時間もかかります。ぼくの場合は1年間かけて50件以上回りました。
気になる工務店の完成見学会は5,6件回りましょう。そのくらい回れば工務店の特徴や強みが把握できると思います。
気密性にこだわる工務店、エコ好きな工務店、間接照明にこだわる工務店、材質にこだわる工務店、逆に何も主張しない工務店など。
「あわないなー」と感じた工務店はどんどん除外していきましょう。
「施主様の意向で~」と言い訳する工務店
余談ですがぼくは「施主様の意向で~」と言い訳する工務店が嫌いです。
完成見学会に通ってた頃の話ですが、部屋ごとに異なる壁紙を使っていた家があったんですよ。花柄、海のイメージ、レンガ調などなど。
美的センスがまったくないぼくでも流石に(悪趣味だわ~)って思いました。人様の家でそんなことを言えるはずもなく「斬新な家ですね~」と対応してくれたスタッフにコメントしたんです。
そしたらスタッフがたまたま設計担当だったらしく、苦笑いしながら「施主様の意向で~」と言うんです。なにその苦笑い。
施主の意向を汲むのが工務店のスタイルなんでしょう?それによって生じるマイナス評価は甘んじて受け入れなさいよ。被害者面して言い訳すんな!って思います。
社長を捕まえろ
工務店の家づくりのポリシーを把握しているスタッフは少ないです。営業がいる大きな工務店は違うんでしょうが大抵の工務店は社長のワンマンなので企業理念、方針が社員へ正確に伝わっていません。
社長から色々聞いた方が手っ取り早いです。
後々の交渉事に社長を絡ませていきたいので社長との相性も重要です。社長に顔を売っときましょう。
ぼくの場合、間取りや建具のデザインなどを嫁に任せて社長と30分くらい話し込んでました。終盤は慣れたもので受付で「今日社長さんいます? 色々勉強したいので」と要求するくらいでした。
競合情報を入手
本命の工務店が意識している競合店は重要な存在です。価格交渉を有利に進めたいなら必ず押さえておきましょう。
とはいってもスタッフはなかなか教えてくれません。競合に客が流れたら嫌ですからね。まあわかります。
こういったとき完成見学会を沢山回って得た情報が活きてきます。例えば「○○工務店だと太陽光発電を薦められたけど御社はどうなの?」「△△工務店は無垢材が売りみたいだけど~」みたいな感じです。
「ウチはこういった理由でやってない」といった素っ気ない反応の場合は無視していいですが、「○○工務店の場合は~」と引き合いに出した工務店のことに言及し始めたら注意です。意識している競合の可能性があります。
回りくどいのが嫌なら社長に聞いてください。ある程度打ち解けていれば結構普通に答えてくれます。
工務店は3社までに絞ろう
図面や見積もりなどの依頼をするまでに3社までに絞った方がいいです。正直それ以上増えると手が回りません。
理想は下記のパターンです。
- 本命
- 本命の競合
- 営業がいる工務店
ぼくの場合、2.と3.が同じ工務店だったので2社に絞りました。
営業がいる工務店
営業がいる工務店は候補に入れておいた方が良いです。
呼んだらすぐ営業が飛んで来てくれますし、税金関係や役所手続き、家づくりの段取りなどのノウハウを丁寧に教えてくれます。
営業がいない工務店とは天地の差。ノウハウがとても勉強になります。採用するしないは別の話ですけど(ゲス顔
完成見学会を沢山回っていると各工務店の特徴が把握できますし、自分たちの好みも明確になります。
カタログやWEBサイトだけでなく実物をみて経験値を貯めた方が、理想のマイホームづくりに貢献する工務店に出会える確率があがります。
何より嫁と夢を膨らませる完成見学会デートは楽しいですよ。
理想のマイホームを手に入れるために納得いくまで情報収集しましょう。実際にマイホームを建てた人のブログは参考になりますよ。