この先何十年と続いていく夫婦生活において健康であることはとても大切なことです。
家族が不幸にならないためにも病気のリスクは排除しなければいけません。
ダイエット手法の中でも今話題の糖質制限にチャレンジしようと考えてる人は多いんじゃないでしょうか。
ぼくは既に糖質制限ダイエットを実践し16kgの減量に成功しましたが、そこで感じたのは既婚男性が「食」のダイエットを実践するなら嫁の協力は必須だということです。
ただ残念なことに糖質制限を危険だという意見もあったりするので、嫁の理解が得るのが難しかったりします。実際ぼくはそうでした。
今回は、糖質制限ダイエットに対する嫁の理解と協力を得るために役立つ書籍をご紹介します。
糖質制限ダイエットを始めよう
まずは簡単にぼくの糖質制限ダイエット遍歴をご紹介します。
糖質制限ダイエットを始めて8カ月で16kgやせました。
長期休み(正月休みとゴールデンウィーク)にハメを外し過ぎてリバウンドしましたが、それ以外は糖質制限ダイエットで無理なく順調にやせることができてます。
その間、運動は一切していません。
働き盛りの30代サラリーマンが運動する時間を捻出するのは難しいですし、そんな時間があるんだったら子どもとの時間に使います。
30代の既婚男性は忙しいのです。
糖質制限ダイエットは食材を選んで食べてるだけの簡単なミッションです。
糖質制限ダイエットは「糖質が多く含まれる食材を食べてはいけない=お腹が空く」とよく誤解されるようですが、糖質を控えればお腹いっぱい食べてOKなんですよ。
知ってました?
さまざまな意見が飛び交う糖質制限ダイエット
今や効果的なダイエット法として認知された糖質制限ダイエットですが、一方で糖質を制限した食事を長く続けると動脈硬化や心筋梗塞の危険性を高めると指摘されています。
2016年2月に糖質制限の第一人者の桐山さんが亡くなられて話題にもなりました。
糖質制限との因果関係が立証されてはいませんが、嫁はぼくが糖質制限をやっていることを知っているのでショックだったのでしょう。結構心配されました。
嫁にしてみれば旦那が健康になるためにダイエットしているのに、そのダイエットに殺されるなんて笑い話にもなりません。
そりゃあ不安になる気持ちは分かります。
『糖質制限の教科書』で嫁の理解を得る
糖質制限はもともと糖尿病の治療から始まった食事療法です。
正しいやり方でおこなえば問題はありません。
というのも、糖質制限はその安全性について賛否が分かれるテーマです。
なぜならば、カロリー制限と比べて歴史的に浅いダイエット手法なので、長期的な安全性に関する臨床データがまだないのが原因です。
著名な先生方がメディアを通して「安全だ!」「危険だ!」と意見をぶつけ合ってるのをみていると何が正しいのかわからなくなってきます。
ぼくは肥満のままでいる方が病気のリスクが高いと考えているので、糖質制限ダイエットを続けることにしました。
ここで問題になったのが嫁です。
先ほども書いた通り、嫁が心配します。
心配してくれるのはとても嬉しいのですが、死亡ニュースのインパクトが強すぎて、ぼくがいくら説明しても聞く耳を持ってくれませんでした。
こういう類の話を第三者に理解してもらえるように説明するためには、それなりに知識が必要です。
まだネットの情報を聞きかじったレベルのぼくの知識量では到底無理な話でした。
そこで、ぼくに変わって糖質制限ダイエットの安全性を嫁に理解してもらえるものはないかと探してみたところ、江部先生監修『糖質制限の教科書』に出会いました。
江部康二先生。医師。一般財団法人高雄病院理事長。一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。1950年京都府生まれ。1974年京都大学医学部卒業。京都大学胸部疾患研究所を経て、1978年より高雄病院に医局長として勤務。2000年理事長就任。2001年から糖質制限食にとり組む。2002年に自身の糖尿病に気づき、自ら糖質制限食を実践し、肥満と糖尿病を克服。豊富な症例をもとに糖質制限食の研究を続けている。
引用:『糖質制限の教科書』洋泉社MOOK 【監修】江部康二
「糖質ってそもそも何?」という初歩的な疑問から、安全性への不安を解消する根拠の提示までわかりやすく解説してくれています。
すぐにポチって嫁と一緒に読みました。理解を手助けしてくれる図解や挿絵もたくさんあって読みやすい本です。
一通り読み終えた嫁が「まあ、安全っぽいのはわかったよ」と納得してくれたんです。よかった。そしてぼくの糖質制限の理解も深まりました。
嫁が理解を示してくれたポイント
何度かネットの情報を見せながら説得を試みては「よくわかんない」と一蹴されてしまっていたのですが、この『糖質制限の教科書』ではうまくいきました。
嫁が糖質制限に理解を示してくれたのは「糖質制限実践のための食事のルール」と「不安を解消!糖質制限のQ&A」の2つです。
糖質制限実践のための食事のルール
この章では、どの食材にどのくらいの糖質が含まれているかグループ分けされていて、さらに写真付きで解説しています。
献立を考える嫁にとっては直感的にわかりやすくて好印象だった模様。
実際スーパーへ買い出しにいった際に、
みたいなやりとりが何度もありました。見やすいからスッと頭に入ってくるんでしょうね。
不安を解消!糖質制限のQ&A
糖質制限については、さまざまな意見があることから疑問を沸いてくる人もいます。
嫁もその一人でした。嫁の疑問は至ってシンプルで、
この一点に尽きます。
江部先生はこの疑問に対して、冒頭でこんなことを言っています。
Q 極端な糖質制限は危険ではありませんか?
A 本書でご紹介しているやり方であれば、まったく問題ありません。
糖質制限食を実践することによって脂質やたんぱく質の摂取量が増えますが、本書の第2時限でご紹介したやり方で行えば、害は全くありません。
引用:『糖質制限の教科書』洋泉社MOOK 【監修】江部康二
糖質制限の実践者でもあり、糖質制限界をリードするお医者さんが言い切りました。
ぼくが「大丈夫だ」というより100万倍説得力があります。これが権威効果か・・・!
嫁が一番欲しかった答えが一番最初に出ていました。安心してくれたのか、この後に続く他のQ&Aに対しても素直に受け入れてくれていたように思います。
嫁が積極的に協力してくれるようになりました
『糖質制限の教科書』を一緒に読んでから、料理の盛り付けではわざわざ糖質が多いものを避けてくれるようになりました。
自分でそれをやるのは料理を作ってもらってる立場上やれないのでとてもありがたい。
前向きに協力してくれる嫁の姿から、ぼくの健康を気にかけてくれるのが伝わってきて感激しました。本当にうれしい。
これまで「レミさんが何か頑張ってるなー」ぐらいの意識だった嫁が、書籍を一緒に読んだことで見違えるように協力的になってくれました。
というよりも、協力したかったけどやり方がわからなかっただけだったんですね。
糖質制限は「食」のダイエットです。
既婚男性であれば嫁の理解と協力はとても心強い助けとなるでしょう。
嫁もパートナーの健康を願っていると思いますので二人でダイエットを成功させましょう♪