これまでに夫婦円満の秘訣を書籍やネット上でみかけた、または他人から聞いた内容で実践してみたことってありますか?
期待する効果がなかった、または一時的に効果があったけど長続きしなかった、というのが大方の見解ではないでしょうか。
他者が語る夫婦円満の秘訣を額面通りに受け取る人は、その通りに実践してもうまくいきません。
なぜなら、夫婦が100組いれば100通りの夫婦関係があり、普遍的な秘訣というものは存在しないからです。つまり、あなたが置かれている状況に適応させる工夫が必要です。
他者が語る夫婦円満の秘訣を自分に適応させる方法とは秘訣の本質を理解することです。
いままで期待する効果がなかった「夫婦円満の秘訣」も今回紹介する切り口で実践すると効果がグンとあがります。
ボクシングに例えると、手打ちの軽いパンチが腰の入った重いパンチくらいに生まれ変わりますよ。目指せハードパンチャー!
夫婦円満に陰りがみえる30代前半
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」の調査では、
30代前半から夫婦円満に陰りがみえてくる結果となっています。このままだと自分も同じように・・・と心配になりますよね。
かくいうぼくも危機感を感じて夫婦円満の秘訣を色々試してみましたが期待する効果がみられず長続きすることはありませんでした。
夫婦円満の秘訣を実践しているのに効果が出ないのはおかしい。そう思って何が足りないかと模索し続けた結果、非常にシンプルな答えを見つけました。
それが「本質を理解する」ということです。
夫婦円満の秘訣の効果を最大化して夫婦円満で幸せな家庭を目指しましょう!
本質を理解することが夫婦円満への近道になる
夫婦円満の秘訣を自分に適応させるための方法とは本質を理解することだと説明しました。
夫婦円満を実現するために
- 会話する時間を増やす
- 思いやりの気持ちをもつ
- 感謝する
などの確立された秘訣が存在します。既に実践している人も多い方法でしょう。
しかし、なぜ「会話する時間を増やす」と夫婦円満になるのか?
その理由について他人に説明できるほど理解している人は多くありません。なんとなくいいだろうなーと感じてなんとなく実践しているのではないでしょうか。
たとえばの話ですが、余計な一言が多い嫌味な人が会話する時間を増やしたら夫婦円満になるどころか逆効果ですよね。
仮に期待する効果が得られたとしても成功した理屈がわからないので実感がわきません。長続きしない理由はここにあります。
夫婦円満の秘訣を実行すること自体が目的になってしまう、いわゆる目的と手段が入れ替わる現象に陥っています。だからこそ、本質を理解することが重要になってきます。
秘訣の本質が理解できれば狙い通りの効果が得られたかを評価(実感)できますし、実感は成功体験となり継続するためのモチベーションに変わります。
本質を理解できれば夫婦円満の秘訣を自分流にアレンジするのも簡単です。そのときの夫婦関係やお互いの価値観を考慮したオリジナルの秘訣が編み出せます。
本質を見抜く力をつけると今回紹介する方法以外にも応用が利きます。ここから先は本質を見抜く力をつけるトレーニングだと思って読み進めてくださいね。
夫婦円満の秘訣とその本質
夫婦円満とは、夫婦の調和がとれていて穏やかな雰囲気で満ち足りている状態を指します。
夫婦の調和をとるために必要なのがコミュニケーションです。しかし、夫婦のような緊張感に欠ける関係だとコミュニケーションが雑になってしまいます。要するに馴れ合い。
夫婦円満のために確立された秘訣とは、夫婦円満の状態を維持する、もしくは夫婦円満に近づけるための道筋を体系立てたコミュニケーションです。
つまり、夫婦間のコミュニケーション不足が夫婦円満を妨げる主原因なので、そこを基点に方法の本質を見抜いて実施していくことが夫婦円満の秘訣になるのです。
夫婦円満の秘訣『会話する時間を作る』
会話する時間を作るのは夫婦円満の秘訣だと言われます。
結婚生活の長さに比例して夫婦の会話が減っていくので、意識して会話する時間を作りましょうといった主旨の方法。最もポピュラーな秘訣ですね。
ただし、会話の時間を増やせば内容は何でも良いという訳ではありません。相手が興味ない話をベラベラと喋ってもウザがられるだけです。
この方法の実践にあたって欠かせない要素は相互理解を目的にすることです。
日々の出来事や気持ちの変化によって人の価値観は変わっていきます。
昨日は気にも止めなかったのに、今日は気になってイライラする、なんて経験は誰にでもあるでしょう。
価値観の変化が態度や行動に表れ、気がついたらストレスが溜まっているなどのボタンの掛け違いが生じてしまいます。
夫婦間の軋轢を生む原因なので放置してはいけません。
夫婦がお互いに自分が置かれた状況を受け入れ、お互いの関係性を会話を通して再確認することにより夫婦の調和がもたらされます。
夫婦円満の秘訣『相手を思いやる』
相手を思いやるのが夫婦円満の秘訣だと言われます。良い人間関係には思いやりが欠かせません。
良かれと思ってやったのに怒られることが多々ありますが、自分の基準で「良かれ」を決めるとありがた迷惑になるケースがあります。思いやりを「自分なら嬉しい」という基準で決めてはいけません。
想像力が欠如している人ほど自己中心的な性格で他人を思いやる思考ができていません。他人の気持ちを考えられないので、自分の気持ちを優先してしまいます。
この方法の実践にあたって欠かせない要素は相手の気持ちに寄り添うことです。
何かしら行動すると相手から反応があります。その反応をみながら「これはOK」「これはNG」と相手の基準で思いやりを構築してくのです。
夫婦円満の秘訣『感謝の言葉を増やす』
感謝の言葉を増やすのは夫婦円満の秘訣だと言われます。
感謝の言葉は、感謝の気持ちを言葉にするだけで労せず相手が幸せに感じる瞬間を増やせます。
ただし、感謝の言葉なら何でも良いというわけではありません。
相手は人間。犬や猫とは違うのです。「ありがとう」や「お疲れ様」のような単調な感謝の言葉を使い続けていると次第に不信感を抱かれるようになります。
この方法の実践にあたって欠かせない要素は感謝の気持ちを如何に表現するかです。
感謝の言葉を増やすのは大切ですが、相手に「やってよかったな」と思ってもらえる工夫が必要になります。
ぼくが普段から使っている2つのテクニックを紹介します。
「ありがとう」に感想を付け加える
相手から何かしてもらったら
「ありがとう」
これでは普通です。
もっと感謝の気持ちを表現したい、かつバリエーションを増やしたい場合は「ありがとう」に感想を付け加えるのが簡単でオススメです。
「ありがとう、助かったよ」
「ありがとう、嬉しいなあ」
「最高の気分だ、ありがとう」
状況に対して感謝する
もっと感謝の言葉を伝える機会を増やしたい場合は、状況に対して感謝してみてください。無限に増えます。
「夫婦でいてくれてありがとう」
「子どもと仲良くしてくれてありがとう」
「美味しいご飯を作ってくれてありがとう」
「健康に気を使ってくれてありがとう」
「家族の時間を大切にしてくれてありがとう」
「いつも遅くまでお仕事お疲れ様」
自分のタイミングで感謝の言葉が伝えられるので納得いくまで推敲できます。「何かしてもらったら」という受け身の姿勢ではなく、攻めの姿勢でいきましょう。
夫婦円満の秘訣『あいさつを大切にする』
あいさつを大切にするのは夫婦円満の秘訣だと言われています。
対人コミュニケーションでは基本中の基本ですね。あいさつはコミュニケーションを円滑にする力があり、暗い気持ちを吹き飛ばすなど精神的にも良い影響が出ます。
そっぽを向きながら暗い表情で「おはよう・・・」とあいさつしても何の意味もありません。場合によっては相手の気分を害する恐れがあります。
この方法の実践にあたって欠かせない要素は元気の良さと大きな声です。
元気にあいさつすると相手からの印象が良くなり、気持ちのいい一日を始められます。
大きな声であいさつすると自然に笑顔になり口調もハキハキしてきます。
元気が良く大きな声のあいさつには一瞬にして明るい雰囲気を作り出す力があります。明るい雰囲気なら会話も弾みますよね。
夫婦円満の秘訣『相手を尊敬・尊重する』
相手を尊敬・尊重するのは夫婦円満の秘訣だと言われています。
夫婦関係においても超えてはいけない一線は存在します。相談もなくズカズカと土足で踏み込むような真似をしてはいけません。
だからといって、相手に遠慮していては良好な関係は作れません。夫婦として張り合いがないですからね。
この方法の実践にあたって欠かせない要素は対等な関係です。
対等な立場の人間から尊敬・尊重されると心の充足感が得られ、夫婦としてのやりがいを見い出せます。
夫婦円満の秘訣『たまに夫婦喧嘩でガス抜きする』
たまに夫婦喧嘩をするのは夫婦円満の秘訣と言われています。
お互いの主張をぶつけ合う夫婦喧嘩は言わば結婚生活における「ガス抜き」です。
ただし、感情の赴くままに夫婦喧嘩を繰り返していては誰も幸せにはなれません。
この方法の実践にあたって欠かせない要素は相互理解を目的にすることです。会話と同じですね。
夫婦喧嘩後の気まずい雰囲気が苦手な人でも夫婦喧嘩をポジティブに受け入れると、早く夫婦喧嘩から仲直りができるようになれます。なぜなら、上手な夫婦喧嘩は夫婦の絆を深めるコミュニケーションになり得るからです。
夫婦円満の秘訣『相手に干渉しすぎない』
相手に干渉しすぎないのは夫婦円満の秘訣と言われています。
夫婦といえども自分の時間や趣味を大切にしたいもの。何でもかんでも干渉してくるパートナーは鬱陶しいです。
ただし、何をしてもOK!というわけではありません。極端な解釈をして無関心を装ってしまうと相手の信頼を損なう結果になります。
この方法の実践にあたって欠かせない要素は干渉の線引きをすることです。
干渉する範囲を自分の価値観だけで判断するのは危険ですし、面倒臭いからといって干渉を放棄するのも相手の不安を煽ってしまいので好ましくありません。「干渉しすぎない」ラインを構築するためには相手に直接干渉してほしくないポイントを確認するのが一番です。
結婚生活は様々な折り合いを付けながら続けていくもの。すべてに納得するなんて不可能です。細かいところまで気にしていると調和が乱れます。
適度な距離を保ちつつ、肝心の時にはすぐに手を差し伸べられる姿勢を示すことが大切です。
まとめ
夫婦円満の秘訣を自分に適応させる方法とは、確立された秘訣の本質を理解することです。
夫婦円満の秘訣が生まれた理由を知ると狙い通りの効果があったかどうかの判断ができ、どんな問題がどのように解消したかの実感は成功体験となり継続するためのモチベーションになります。
自分にあった「夫婦円満の秘訣」を試してみてくださいね。
今まで何となく実践して効果がなかった秘訣でも、本質を知ることで生まれ変わります。夫婦円満な幸せな家庭へ確実に近づけますよ!